不動産売却による利益に対しての税金について
実家の売却をするときに、税金の計算や納税にはとても苦労しました。不動産売却をする前には利益が出たらラッキー、お金が増えるかもとウキウキしたものです。
でも売却したあとには、いくらかの利益が出た場合は譲渡所得税が発生することをはじめて知りました。
利益がそのまま課税の対象となるのではなく、売却時に発生して費用を差し引いた金額から納税額を計算することも初耳です。
費用の中には売った不動産の購入金額も含まれるのでそこまで大変な額ではありませんでしたが、取り分が減ると言うのは良い気分がしないものです。
同時に実家を譲り受けたときの相続税も支払わなければならなかったので、このことも考えなければいけなかったのは大変でした。今まで貯めたお金も、これで無くなるのかと不安でいっぱいでした。
そんな困っていることを知人に相談したら、税理士に教えて貰うと良いとのことです。全く知識もないなか、藁にもすがる思いで専門家にお願いすることにしました。
税理士の方は当たり前ですが豊富な知識があり、節税方法まで詳しく教えてくれます。今まで知らなかった控除のことも教えてくれて、本当に助かりました。
3,000万円ほどの控除を受けられるのはかなり大きなことで、相続してから3年以内なら使えると言われました。相続してから半年ほどしか経っていなく、控除を受けられる条件にも当てはまったので利用することに決めました。
税金を納めるためには、さらに確定申告が必要不可欠です。用意するのは確定申告書や譲渡所得の内訳書、売買契約書のコピーや登記事項証明書などです。他にも本人確認書類や取得費用の分かる領収書と、提出しなければならないものは沢山ありました。
紛失している書類もあり、再発行に時間が掛かったのは痛手でした。それでも税理士のアドバイスを受けながら何とか手続きは完了しました。
利益が出ればお得だと思っていましたが、こんなに手続きが多い、納める税金が出てくるとは知らずに自分の無知さを思い知りました。